能登半島地震へのお見舞い

1月1日に発生しました石川県能登地方で震度7を観測した令和6年能登半島地震で

お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 

白鷺木工がある石川県加賀市は震源から離れており、大きな被害はありませんでした。

沢山の方から、ご心配・お見舞いのご連絡をいただき感謝申し上げます。

 

 

寄附金の取り組み

能登半島地震への寄付になる商品のお取組みにご協力いただきまして、ありがとうございます。

 

皆様がお買い上げいただきました売上を2024314日に赤十字社石川県支部へ寄付いたしました。

 

詳細はこちらからご確認いただけます。

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石川県にある山中温泉。

温泉街よりずっと山の奥の方に白鷺木工はあります。

 

白鷺木工は三世代に渡り伝統工芸品の山中漆器を中心に丸物木地をつくり続けています。

 

丸物木地とは円形の木の器。椀、盆、丸膳など丸い形の日用食具です。

それらを原始的な「電動ろくろ」と「木工旋盤」を匠に使い仕上げていく挽物(ひきもの)です。

 

ろくろ技術の高い山中温泉には職人も多く在中しますが原木の加工から携わる職人は希で、数少ない原木仕入・加工を担っており、天然木から作られている山中漆器の原材料の5割をシェアしております。

また、挽物は木工のなかでは最も量産が可能な技法なため、木取り・粗挽き・仕上げ挽きを分業することが昔から業界の常識となっていますが、白鷺木工は原木の木取りから仕上げ挽きまでトータルで手がけています。

 

量産が可能な技法といえど、オートメーション化した生産物とは違います。

しかし、作品のように時間をかけて生み出す一点モノでもありません。

 

ひとつひとつに気持ちを込めてつくることを大切にしながらも、同時に斉一性量産化にも重点をおく。

それが上質な器を、使いたい人に届けるための適切なバランスだと考えています。

 

とりわけ日本人に深いなじみのある椀や盆などの丸物木器に携わっているからこそ、つくり手の想いは大切だと考えています。

 

引き継がれてきた伝統工芸の良さを絶やさぬよう守りながらも斉一性の量産化のため更なる技術を極め、世界にも誇れる、高い技術と貴重な知識で「丸物木地の挽物」を継承し続けていきたいと思ってます。

 

また国産木だけを使い、正真正銘の真面目な日本製「メイドインジャパン」をつくり続けていきたいと考えています。